ヤマピーブラックです。日本からタイへの飛行機内でこの文章を書いています(・∀・)
さて、ホリエモンこと堀江貴文さんの『これからを稼ごう』という本を読みました。
ただの仮想通貨本というわけではなく、イーサリアムの凄さ、お金の過去、そしてお金の未来について書かれており、控えめに言って良書でした。
仮想通貨ブームが下火になった今、改めて仮想通貨とは何なのか振り返る意味でも読んでみて損はないと思います。
今回は本書の要約というより、本書を読んで個人的に思ったことを書きたいと思います。
お金は意外と不安定
最近私が感じているのは、お金って意外と不安定だな、ということです。
まずは為替変動。日本円だけで考えていると価値は一定な気がしますが、世界で見てみると、その価値は常に変動しています。
例えばユーロは10年ほど前は1ユーロ160円くらいでしたが、最近は1ユーロ130円あたりで推移しています。
FXをやったことがある方は特に実感できると思うのですが、秒単位で相場は変動します。さらにレバレッジを効かせて一気に稼げたりして、もう意味不明な世界ですね。
また、物価変動もあります。日本はこのところデフレ基調ですが、今後はどうなるかわかりません。
あくまでお金の価値は相対的なものであって、絶対的なものではないですね。
最近、『日銀破綻』という本を読みましたが、日本円の発行母体である日銀がどうなるのか?という話も含めて、お金の価値は結構不安定だと思います。
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お金の変化していく
『これからを稼ごう』には「お金の歴史」に関する記述で結構なページ数を割かれています。
日本は江戸時代は金(小判)、銀、銅と米が通貨であり、兌換紙幣(お札)が出てきたのはつい最近のことです。当時は「一円札」なんてものがあり、今のお金の体系になったのは、歴史から見るとほんのつい最近のことでしょう。
何が言いたいかと言うと、時代によってお金は最適なかたちに変わっていくということです。そう考えると、今後もお金のかたちは変化していくと考えるのが普通でしょう。
意外とお金がなくてもいける
現代においては、「お金」じゃなくても、例えば楽天やTSUTAYAなどのポイントで買い物ができるようになっています。
もちろん最初はお金を使ってものを買ってポイントがもらえるわけです。しかし極端な例だと、楽天のアフィリエイトで稼いでいる人は、収入自体が楽天ポイントなわけで、そのポイントでものを買うことができます。そこに日本円は介在していません。
現在の日本で、その最たるものがメルカリです。
最近、私はメルカリで本を売り買いしています。
不要な本をメルカリで売ると、メルカリのポイントがもらえます。このポイントはお金に変えることもできる訳ですが、そのままポイントを使ってモノが買えます。
この、ポイントをお金に変えるのが面倒なんですよね。振込先の銀行を登録しないといけないし、振込手数料がかかります。そのままポイントを使ってメルカリ内でモノを買ったほうが楽です。
つまり、メルカリで本を売り、そのポイントでメルカリで本を買い、読み終わったらまたメルカリで売るという次第です。そこに日本円は一切介在せず、メルカリの中だけでグルグル経済が回っているイメージです。メルカリ経済圏とでも呼びましょうか。
ちなみにこれを服でやる人も多いらしいです。服を着た写真をインスタにアップして売る。色んな格好をしたいという人には最適なやり方だと思います。
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まとめ
今使っているお金だけを基準にして考えるのではなく、少し広い視野を持ってみると気づくことがあります。
お金の価値は相対的で不安定なもの。お金の歴史を見ると、お金は時代に合わせて変化してきています。そして、現代はお金の姿が変わりつつある過渡期に差しかかっているのかもしれません。
仮想通貨も含め、今後のお金の動向に注目しましょう。
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▼通貨、特に為替相場の歴史を読み解くにはこの本がベストです。為替の影響力とその重要性がよく理解できるオススメの本です▼