「教養」は、この変化の激しい現代社会を生き抜くための「武器」です。
しかし「教養」を身につけろとよく言いますが、そもそも「教養」とは何なのでしょうか。
そして、「教養」はどうやって身につければよいのでしょうか。
教養は読書で磨け!【そもそも教養とは何か】
そもそも教養とは何か。
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』で有名な山口周氏は、教養(リベラルアーツ)を以下のように述べています。
リベラルアーツはまた、専門領域の分断化が進む現代社会の中で、それらの領域をつないて全体性を回復させるための武器ともなります。
山口周『独学の技法』
また、ホリエモンこと堀江貴文氏は次のように述べています。
教養とは、表面的な知識やノウハウとは違い、時代が変化しても変わらない本質的なことを言う。
堀江貴文『多動力』
定義は様々ですが、教養とは「物事の本質を見極めること」ではないでしょうか。
専門領域は細分化され、かつ変化が激しい時代ですが、物事の本質はそこまで変わらない。
物事を表層的に理解するのではなく、その本質を見極める。
こうして初めて教養があると言えるでしょう。
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なぜ教養は読書で磨けるのか
物事の本質を見極めるには、物事を深く突き詰めて考える必要があります。
そのためには「読書」が最適です。
読書をしている最中は、本の内容をただ吸収しているだけでなく、書かれた内容について考えています。
本を1冊読むには、2〜4時間くらいかかるでしょう。
その間、一つの物事に対して考えていることになります。
ネットや人との会話だと、一つの物事に対してそれだけの時間考え続けることはないでしょう。
次々に色々な事に興味は移っていきます。
よって、物事を深く追求するには読書が最適です。
ただ、これではまだ「深く」というには少し足りないので、もっと深く物事の本質を追求しましょう。
読書したら読書メモを書く
本を読んだら、読みっぱなしではなく、「読書メモ」をつけましょう。
読書した後に、さらに自分の頭でもう一度考える作業です。
これによって、読書の効果がさらに上がります。
一つの分野の本を3〜5冊読む
1冊で終わらず、一つの分野の本を3〜5冊ほど読みましょう。
3〜5冊くらい読めば、その分野に関してはかなり精通したと言えます。
これに先ほどの「読書メモ」を組み合わせれば、かなり本質を捉えられるようになっているでしょう。
ネットで調べる、人と話す、現場に行く
もっと極めるのであれば、読書をした上で、「ネットで調べる」「人と話す」「現場に行く」ことをしましょう。
読書によってその分野の下地ができているので、ネットで調べるにしてもかなり調べやすくなっています。
専門家などの人と話す場合も有意義な議論ができると思いますし、現場に行けばこれまでと見えるものが違ってくるでしょう。
もっと短時間で教養を身につける方法はないか
残念ながら、短時間で教養を身につけるのは困難です。
ある分野の本質を短時間で見極めてしまう人もいると思いますが、そういう人はこれまで長い時間かけて教養を身に付けてきた人たちです。
やはりある程度時間を費やす必要があります。
そもそも短時間で身につけられることであれば、差別化になりません。
誰でもできるわけなので。
「急がば回れ」。
時間をかけつつ、少しずつ教養を身につけていきましょう。
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教養は読書で磨け!【まとめ】
そもそも教養とは何か
- 物事の本質を見極めること
なぜ教養は読書で磨けるのか
- 読書している間、ずっと一つの物事について考えさせられるから
もっと深く本質を見極めるには
- 読書したら読書メモを書く
- 一つの分野の本を3〜5冊読む
- ネットで調べる、人と話す、現場に行く
読書で教養を身につけ、変化の激しい現代社会をサバイブしていきましょう。