覚えておきたい役者シリーズ、第二回は『松本幸四郎』です。
歌舞伎のみならず、幅広く活躍されています。
松本幸四郎の公演を観に行く前に、予習しておきたいことをまとめました。
【歌舞伎初心者】押さえておきたい役者②『松本幸四郎』
役者の概要
当代は十代目「松本幸四郎」。
ただ松本幸四郎と言えば、先代の九代目松本幸四郎を思い浮かべる方も多いでしょう。
九代目松本幸四郎↓
現在は「松本白鸚」(まつもとはくおう)となり、第一線を退いています(引退したわけではありません)。
2018年1月に息子である元「市川染五郎」が松本幸四郎の名を継ぎました。
屋号
屋号は『高麗屋』(こうらいや)です。
» 屋号とは?
歴史
もともと市川團十郎家の弟子にあたる役者のようです。
ただ、市川團十郎家が松本幸四郎家から養子をとるなど、両家の関係は深いようです。
家系図
女優の松たか子さんは松本白鸚の娘です。
特徴
七代目松本幸四郎の『勧進帳』の弁慶は「絶品」といわれ、生涯に約1600回も演じられたそうです。
また、九代目松本幸四郎はブロードウェイでミュージカルの主演を務めるなど、歌舞伎以外の活動も精力的でした。
メディアへの露出も多く、多彩な俳優と言えるでしょう。
当代の十代目「松本幸四郎」に関しては、市川染五郎時代のこちらの本を読むとよくわかります。
直近の公演
歌舞伎座の六月大歌舞伎で「松本白鸚」「松本幸四郎」「市川染五郎」の3名が揃います。
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【歌舞伎初心者】押さえておきたい役者②『松本幸四郎』
いかがでしょうか。
多彩な役者、松本幸四郎。
ぜひ一度劇場にてご覧になってみてください。