こんにちはヤマピーブラック(@yamapyblack)です。
私は新卒で大手SIerに入社し、エンジニアとして8年間勤務した後、現在はスタートアップでガッツリ働いています。
『30代で突如スタートアップに転職して大丈夫なの?』という疑問にお答えします。
SIerエンジニアが30代でスタートアップに飛び込んだ話【体験談】
結論から言うと、全然大丈夫です!
むしろ、今の環境に不満を感じている人は、スタートアップに転職することを強くオススメします。
とはいえ注意すべき点があるのも確かなので、そのあたりを詳しく解説します。
略歴
詳細を述べる前に、簡単に私の経歴についてお伝えさせてください。
- 大手SIerに8年勤務…金融系の案件多め。言語は主にJava。Rubyをちょろっと
- 現在スタートアップに2ヶ月勤務…言語は主にRuby
現在働いているスタートアップでは私が最年長です。
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スタートアップに飛び込んで良かったこと3選
①今までの経験めっちゃ活かせる
SIerとスタートアップではプログラミング言語を始め、使っている技術がかなり異なります。
SIerはどちらかというと堅牢かつ枯れた技術を採用しますが、スタートアップは真逆。ライトで新しい技術を多く使います。
しかし、断言します。
これまで培った経験はスタートアップでも確実に活かせます。
SIerで私はシステム構築の「基礎」を教わりました。しかしスタートアップでは、その「基礎」が疎かになっている場合が多いです。
ちゃんとソースレビューを実施し、単体テストをやって、結合テスト…。監視設定を入れてエラーを検知。
スタートアップではこういった部分が確立されていない場合が多いので、基礎がしっかりしている人は重宝されることが多いです。
これまでの経験を活かせる場は存分にあると考えていいでしょう。
②仕事が選べる
大企業では「仕事は降ってくるもの」だと思います。
組織に中で、仕事が細分化されており、その一部分を担う。何の仕事をやるかは既に上層部に決められているものです。
しかし、スタートアップはそこら辺に仕事が大量に転がっていて、それを勝手に選びとってやるイメージです。
もちろん事業の方向性に沿って優先度を決めるべきですが、細かい方針までは決まってないので、自分がやりたい仕事を積極的に選んでやりましょう。
③若いエネルギーに刺激される
スタートアップに入ると、周りがエネルギーに満ちた若者だらけです。
彼らは仕事に真剣に打ち込んでますし、非常に勉強熱心。
誰でも駆け出しエンジニアの頃は必死に勉強していたのに、「最近あんまりやってないな」、という人にはいい刺激になります。
エンジニアは生涯を通じて学び続ける職業。改めてプログラミングに対するモチベーションアップにつながると思います。
とはいえスタートアップでうまくやっていけるの?デメリットは?
もちろん良いことだらけではありません。
よく懸念されることとしては、「勤務時間」と「給料」でしょうか。
幸い私の場合は勤務時間は自由(しかも完全リモートワーク)で、なおかつ給料も前職より少しアップくらいです。「週3日から可」などといったスタートアップも多いです。
そのあたりは入る前にきちんと交渉することが重要でしょう。スタートアップに限った話ではないですね。
それよりも大事なことは、「何も整ってない環境を受け入れられるか?」です。
スタートアップは人事部も総務部もありません。ツールもドキュメントもありません。何もないところから自分の手で少しずつ作り上げていく。それに対して『ポジティブなマインド』で働ける人であればOKです。
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迷っている人へ
スタートアップへの転職を迷っている、決心がつかない、もっと具体的にイメージしたい、という人はこの本を読んでください。
めちゃエキサイティングな物語、池井戸潤の経済小説バリの物語です。
Netflixも当然昔はスタートアップでした。
ブロックバスターという日本でいうTSUTAYAみたいなビデオチェーンとの戦争に打ち勝ち、今のNetflixがあります。
特に戦国時代の歴史物語(キングダムなど)が好きな人にはおすすめです。現代版の戦(いくさ)と言えるでしょう。
ぜひ読んでみてください。
SIerエンジニアが30代でスタートアップに飛び込んだ話【まとめ】
スタートアップに飛び込んで良かったこと3選
- ①今までの経験めっちゃ活かせる
- ②仕事が選べる
- ③若いエネルギーに刺激される
デメリット
- 「勤務時間」と「給料」→入る前にきちんと交渉すべし
- 「何も整ってない環境を受け入れられるか?」が重要
いかがでしょうか。
ひょっとすると、あなたのスキルはスタートアップでこそ最大限に活かせるのかもしれません。