2020年。新型コロナウイルスの影響で多くの催しが中止や入場制限をする事態となっています。
多くの人で賑わう歌舞伎も例外ではありません。
そんな中、東京、銀座の歌舞伎座は2020年8月から公演を再開しました。
ただし、これまでの公演とは変更している点がいくつかあるので、そこを中心にお伝えします。
変更点その1 完全入れ替えの4幕制
以前は昼の部と夜の部の2部制で、昼の部の中に2〜3幕ある形式でしたが、「部」は撤廃され、単純に4幕ある形式になりました。
チケットは1幕単位で購入することになります。全ての幕を見るには4つチケットを購入する必要があるということです。
また、完全入れ替え制です。どういうことかというと、幕間がありません。1幕目と2幕目、続けて観る場合でも、一旦外へ出なければならないということです。
少し面倒ですが、仕方がないですね。幕と幕との間には時間が結構あるので、近くの喫茶店などで休憩するのがよろしいかと思います。
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変更点その2 席数の半減
座席は一つ開けて座らなければならなくなりました。
↓少しわかりづらいですがこんな感じで、隣同士の席は予約不可です。
お連れの方でも1席空けなければならないのは少し寂しいですね。
そもそも席数自体が半減しているので、これまでよりチケットは取りづらくなると思われます。また、一幕見席は完全中止となっています。
変更点その3 席での食事禁止
座席での食事は禁止となります。そもそも幕間がないため、座席でお弁当を食べる時間がないです。
正確には「劇場内でのお食事はお控えくださいますようお願いいたします。」という表現のため、厳禁という訳ではないように思えますが、これまでのようにお弁当を広げるというのは不可能と考えましょう。
軽食や飲み物程度であれば可能です。
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変更点その4 大向うの禁止
誠に残念ながら大向こうさんの掛け声はありません(泣)
これも悲しいですが仕方のないことですね。
変更点その5 ブランケット等の貸し出し中止
ブランケット、座布団、オペラグラスの貸し出しは中止となります。
オペラグラスなど、予め用意しておきましょう。
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【まとめ】新型コロナウイルス禍で歌舞伎はどうなる?再開後の注意点は?
- 完全入れ替えの4幕制
- 席数の半減
- 席での食事禁止
- 大向うの禁止
- ブランケット等の貸し出し中止
↓歌舞伎座の感染症対策ページ
https://www2.ticket-web-shochiku.com/tticket/ssel.do
いかがでしょうか。
様々な制約が設けられて、少し寂しい歌舞伎座ですが、再開できただけでも喜ばしいことです。
ウイルスに負けず、芸を絶やさないで欲しいと願っています。
応援するためにも、再開した歌舞伎座に足を運んでみてはいかがでしょうか?