著者の正田圭さんはなんと15歳で起業し、その後会社を売却。
現在は再び起業し、若くしてシリアルアントレプレナーとなっている。
 
本書を読むまで、自分が設立した会社を売却するってどうなの?
という「抵抗」というか、売却に対するネガティブなイメージを持っていた。
 
とはいえ、最近だと「CASH」がDMMに70億で買収されるなど、
売却に関するニュースが飛び交っている。
 
結論から言うと、本書を読んで、売却に対するネガティブなイメージは払拭された。
もちろん一つの会社を大きくしていくもよし、売却するのもよし、どちらが良いではなく、それぞれ良さがある。考え方の違いだけだ。
 

会社を売るのはトマトを売るのと同じ

そうきましたか。。。まあ本質的には変わらないかもしれませんが。。。
 

一昔前の、いわゆる昭和の時代は、日本人のほとんどが自営業者であった。  そのため、起業したところで「ふーん」くらいの感じだった(はずだ)。

本書を読んでいると、「起業」への心理的なハードルが低くなる。
背中を押してくれるのだ。
 

起業について僕がもっと言いたいのが、崇高な理念は後からついてくるということだ。

どの会社もホームページに崇高な理念を掲げ、経営者はビジョンを語ることで人を惹きつけるが、最初はがむしゃらにやっていて、理念は後からついてくるものなのかもしれない。
 
あとは実践あるのみですな。