社会人におすすめの作家シリーズ、第3回目です。
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3人目は元キャリアウーマン、現在はブロガーという一風変わったキャリアを歩んでいる方です。

社会人のキャリア戦略を考えるには、うってつけの方でしょう。

【読書】社会人におすすめの作家その3

おすすめ作家の3人目は「ちきりん」さんです。

社会派ブロガー
関西出身。大学卒業後、金融機関に就職。アメリカの大学院留学を経て、外資系企業に転職し、在職中にブログを書きはじめる。退職後、2011年からは文筆家として活躍。6冊の著作がある。

PRESIDENT Online 著者プロフィール『ちきりん』より

ちきりんさんのブログはこちら
https://chikirin.hatenablog.com/

身の回りの出来事やニュースに対し、鋭い切り口で解説されています。
文体は非常に読みやすいので、社会情勢に疎い私のような人にもおすすめです。

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社会人のキャリア戦略はこうやって考えよう

自分のアタマで考えよう

突然ですがみなさん、「考える」ってどうやってますか?
上司に「もっと考えろ!」と言われたことがある人は多いと思います。

机の前で「うーん」と唸り、何かをひねり出すのが考えることでしょうか。

しかしこれでは、考えが出てくるかどうかは運です。
もっと再現性のある、『考える方法論』はないものでしょうか?

ちきりんさんの著作『自分のアタマで考えよう』には、「考える」ことに役立つヒントが詰まっています。

そのひとつに、「選択する際の基準は少なくすべき」があります。

例えば就活生が企業を選ぶ時、以下のような基準で選んでいると思います。

  • 「やりがいがあるか」
  • 「将来性があるか」
  • 「スキルが身につくか」
  • 「風通しは良いか」
  • 「いい人が多いか」
  • 「給料はよいか」
  • 「福利厚生はよいか」
  • 「勤務地はよいか」

しかしこれでは、基準が多すぎてなかなか決まりません。

「A社は、やりがいがあるが、給料は低い」
「B社は、将来性があるが、人はいまいち」

アレコレ考えて決めたところで、その決断に自信を持つことができないでしょう。

重要なのは、基準を3つに絞ることです。

自分にとっては「やりがい」が重要なのか、「スキル」が重要なのか、それとも「給料」が重要なのか。
重要な基準を3つだけに絞ってしまいましょう。
企業を選ぶ前に、このプロセスをすべきです。

これによって、自分にとって重要なものは何かがハッキリします。
そうすれば、あとは決めるのは簡単です。

しかも、今後似たような選択に迫られた時、選択の基準が明確になっているわけです。
いちいち判断に迷いません。

キャリアを決断する時、この本は読んでおいて損はないでしょう。

マーケット感覚を身につけよう

「マーケット感覚」とは端的に言うと、「何が」「どの市場で」「いくらで売れるか」を捉える感覚です。

さて、これがキャリア戦略にどう関わってくるか。
ちきりんさんの著作『マーケット感覚を身につけよう』で言及されていますが、私たちは労働力という商品なのです。

では私という商品は、どの市場でいくらで売れるのか
つまり、どの業界でどのくらいの年収で働けるのか、ということにつながります。

自分という商品の安売りは厳禁です。
高く売れる市場を探し、そこで自分を売る。
こういった感覚をつかみましょう。

未来の働き方を考えよう

おすすめ本のラストは、今後の時代の変化を見据え、どういった働き方の選択肢があるか?を提示した一冊です。

人生100年時代と言われていますが、私たちは80歳くらいまで働くのが普通になるでしょう。

そう考えると、20代から80代まで、ひとつの会社に勤めるのは現実的ではありません。
その会社が存続するのかわかりませんし、何より飽きると思います。

現代では転職が一般的になりましたが、そもそもガラッと「業界を変える」という選択肢も増えてきます。

ちきりんさん自身が、まさにそれを体現していますね。
外資系企業からブロガーへ。

時代の変化を見据え、将来的なキャリア戦略を考えたい。
そんな方におすすめの一冊です。

ちきりんさんの本を読んで、現代のキャリア戦略を考えよう

  • キャリアの選択基準は少ないほうがいい
  • 自分という商品を高く売る
  • 人生100年時代を見据えたキャリア戦略を立てる

ちきりんさんの本を読み、いま一度、自分のキャリアを見つめ直してみてはいかがでしょうか。

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