『独学の技法』に引き続き独学の本を読了。
著者は東大の経済学の教授である。
幼少の頃に都合でシンガポールとブラジルに住んでいたことがあり、その影響もあって独学がすることが多かったとのこと。
本書を一言で言うと、独学初心者に向けた、ゆるい感じの独学法だ。
独学に強い意志や綿密な計画は必要なく、
誰でも気軽にゆるゆるやるもの、ということだ。
「この分厚い本を1冊読み通す」「3ヵ月の間にここまで理解できるようにする」といった具合です。これは、おすすめできません。最初から意気込みすぎたり、目標を高く持ってしまうと、必ず失敗します。
目標達成は3割でよしとする
うーん肩肘張ってなくていい感じだ。
ただ、独学のHOWだけでなく、WHYの部分が以下の文に集約されている。これは金言だ。
そもそも、私たちは何のために勉強をするのでしょうか。 私なりに考えてみると、それは生きていくための知恵を身につけるためだと思います。
例えば、人間が生きていくには、選択を迫られる場面が何度も出てきます。そういう場面において、「少し自信を持って決められるようになる」
ちなみに、『独学の技法』のほうが中・上級者向けだと思う。
そちらはこの本を読んだ後に読むと丁度良いかも。
今の時代、インターネットでなんでも情報が手に入り、かつAIが人間の仕事を奪うと言われている。
他人と差別化できて、なおかつAIが学習できないことを学ばなければならない。
それには独学しかないと思う。