前回の記事で、いま最も注目の企業であるamazonの重要ポイントである「キャッシュフロー経営」について学んだ。今回はそれを個人に適用してみよう!という話である。
自分という「事業」を拡大させるためのお金の使い方。そのヒントが得られるかもしれない。
「攻め」の投資にとにかくお金を使うべき
結論から言うと、ひたすら「攻め」の投資にお金を使うべきだ。
「攻め」の投資とは、自分の本業の業績アップや、副業、多角化を狙ったスキルアップなどを指す。自分のスキルアップのためのスクールや本を読んだり、お金を使わないと得難い体験に対して投資をすべきである。
なぜか?
会社員は「守り」が完璧
ここでamazonのキャッシュフロー経営に立ち返る。
重要なのは「攻め」と「守り」であった。
「攻め」は事業拡大のための投資。
「守り」は安定して早くキャッシュが入ることだ。
このうち、会社員は「守り」が既に完璧である。毎月安定して給料が入ってくるではないか。よほどのことがない限り給料が支払われないことはないし、(もちろんそうなったら転職すべき)給料の支払いが遅れることもない。
「守り」、安定したキャッシュフローはバッチリだ。そうであれば、あとは「攻め」にお金を回すのみである。
「攻め」に投資したほうが売上が上がる(給料が上がる)可能性は高いし、事業の多角化(副業)で稼げるかもしれない。
貯蓄はしなくていいの?
別に貯蓄を100%否定するわけではない。何か欲しいものがあるのなら、目標金額を決めて貯蓄したほうがよい。
ただし、「攻め」の投資をせず、しかもただ漫然と貯蓄していてもあまり意味がないと思う。企業に置き換えても、キャッシュリッチにはなるかもしれないが、売上増には繋がらない。
成長しない企業は新しい企業に淘汰されるのがオチだ。人も同じで、成長がしない人は他の人に仕事が奪われていくだろう。すぐにではないかもしれないが、徐々に。
amazonのCEOベゾスの経営手腕を見習い、
「攻め」に転じよう。
amazonのキャッシュフロー経営の真髄はこの1冊でバッチリだ▼