こんにちはヤマピーブラックです。今カンボジアに来ているのですが、冬でも半袖短パンでいけます。服が少なくて済むので楽チンです(・∀・)

さて、今回は「新しいお金」という切り口で本を紹介しようと思います。

2017年末頃に仮想通貨が大ブームとなり、そしてコインチェックの事件などもあり現在はすっかり下火です。あれはいったいなんだったのでしょうか?

他にも、最近ではクラウドファンディングなど、お金を集める新しい手段が出てきているように思われます。

確実に「お金」は変わってきています。

その「新しいお金」を理解するための3冊を選びました。

お金は信用である

1冊目はお笑い芸人キングコング西野亮廣さんの『革命のファンファーレ』です。

お金は信用を数値化したもの、とよく言われます。それは概念としてはわかりますが、本当にそうなの?と疑問を持っている方にオススメの1冊です。

冒頭で触れた「クラウドファンディング」は「信用」を「お金」に変えるための装置であると西野氏は断言しています。

そうなると、いかに「信用」を貯めるのかが重要になります。本書では「嘘をつかない」などのキーワードを元に、信用を貯蓄する方法、言い換えれば「貯信」の方法について指南しています。

また、クラウドファンディング以外にも、きちんと信用をマネタイズする方法について書かれています。
大事なのはマネタイズのポイントを少し後ろにズラすことです。まず信用を貯める、その後お金を稼ぐということですね。

専門用語などが一切ないため、わかりやすく、かつ背中を押してくれる言葉に満ちているため、万人にオススメできる本です。

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お金の過去と未来

2冊目はホリエモンこと堀江貴文さんの『これからを稼ごう』です。

これからを稼ごう』には「お金の歴史」に関する記述で結構なページ数を割かれています。
日本は江戸時代は金(小判)、銀、銅と米が通貨であり、兌換紙幣(お札)が出てきたのはつい最近のことです。

要は、お金は時代に合わせて運びやすい形だったり、流通しやすい形に変形してきたということです。

そして仮想通貨が生まれました。
現在の通貨は国ごとに発行されています。しかし、経済がグローバル化する中で、国家という枠組みで通貨が管理されることが果たして最適なのだろうか。もっと自由な通貨があってもいいのではないだろうか。

そんな歴史の流れから仮想通貨の思想が生まれ、実現されました。本書にはこのあたりの歴史的背景が詳しく書かれています。

仮想通貨は危険な投機対象として見られてきましたが、仮想通貨ブームが落ち着いた今、お金とは何なのか、本書を元にもう一度考えてみてはいかがでしょうか。

お金を創り出す

3冊目はメタップス社長の佐藤航陽さんの『お金2.0』です。

お金は使われて、流通して始めて意味があるものです。お金を介してモノやサービスが世の中が円滑に回る、これを「経済」と私達は呼んでいます。

この経済が活性化するための「5つの条件」を佐藤さんは提示しています。ここまで体系的に経済というものを捉えるの見事だと思います。
1、インセンティブ
2、リアルタイム
3、不確実性
4、ヒエラルキー
5、コミュニケーション

さらに、佐藤さんはなんと経済を自らの手で作り出そうとしています。
まあ経済の仕組みがわかれば、それを創り出すこともできるよね、という話なのですが、実際にやろうとする方はいないと思います。

佐藤さん率いるメタップスは、「タイムバンク」という時間とお金を売買するサービスを出したり、韓国の子会社でICOを実施したり、話題に事欠きません。

理論だけでなく、社会において実装しようとしています。非常に説得力のある一冊です。

いかがでしたでしょうか。

今お金を稼いでいる人も、これからお金を稼ぎたい人も、今一度お金とは何なのか、そしてこれからお金はどうなっていくのかを考えるキッカケになれば幸いです。