プログラミング教育で、初心者が意外とハマるポイントを解説します。
些細なことですが、意外と見逃しがちなので、しっかりポイントを押さえて指導しましょう。

※私はこれまでIT企業で、新入社員のプログラミング研修に関わり、現在はフリーランスでエンジニアをしながら、片手間でプログラミング教育をしています。

【プログラミング教育】意外と初心者がハマるポイント①【変数名】

初心者がハマるポイントは、どれが自分でつけた単語で、どれが決まっている単語なのか見分けがつかないことです。
変数名に限ったことではありません。

具体例を見てみましょう。

document.getElementById('target').addEventListener('click', function() {
 …
});

こういったjavascriptのコードがあったとします。

ここで’target’のところは自分で名前をつけたclass名ですよね。
普通にプログラミングをやったことのある人なら、すぐわかります。

しかし初心者は、’target’まで暗記しようとしてしまいます。
javascriptでclickして何かしたい時は、「document.getElementById(‘target’)と書けばいいのか」と認識してしまったりします。

もう一つ具体例を挙げましょう。

grant all on mydb.* to dbuser@localhost;

MySQLのgrant(権限を与える)コマンドです。
「mydb」がデータベース名で、「dbuser」がユーザ名です。

この2つは自分で決めておくべきものなんですが、初心者は意外とわからないものです。
grant、all、localhostなど見慣れない単語が多いと混乱してしまうんですね。

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対策:「hoge」を使おう

対策として「hoge」を使うのも一つの手です。
(hogeじゃなくても、なんでもいいんですが。。。)

「hoge」と名のつくものは「自分で名前をつけていいやつ」というシグナルを与えるわけですね。

先程の例で説明します。

document.getElementById('target_hoge').addEventListener('click', function() {
 …
});

‘target’を’target_hoge’に変えました。
こうすれば、target_hogeを暗記しようとする人はいませんね。

※あらかじめ生徒には、「hoge」は自分で名前をつけるやつだと伝えておいてください。

grant all on mydb_hoge.* to dbuser_hoge@localhost;

「mydb」→「mydb_hoge」、「dbuser」→「dbuser_hoge」にしました。
これで、間違っても「mydb_hoge」でググったりする人はいなくなるでしょう。

【プログラミング教育】意外と初心者がハマるポイント①【まとめ】

  • 初心者は変数名など、どれが自分でつけた単語で、どれが決まっている単語なのか見分けがつかない。
  • 対策:「hoge」などのシグナルをつけてあげよう

いかがでしょうか。

プログラミングがある程度できるようになると、初心者がハマるポイントが理解できなくなりがちです。
しっかりポイントを押さえて指導しましょう。

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