こんにちはヤマピーブラックです。
今回は「できるエンジニア=プログラミングを教えるのがうまい」とは限らない理由を解説します。
私はこれまでIT企業で、新入社員のプログラミング研修に関わり、現在はフリーランスでエンジニアをしながら、片手間でプログラミング教育をしています。
プログラミングを教える際の参考になれば幸いです。
【プログラミング教育】できるエンジニアが教え上手とは限らない理由
理由1:プログラミングができなかった頃の自分を覚えていない
特に古参のエンジニアにありがちなことです。
昔からプログラミングに親しんでいるため、できなかった頃の自分を覚えていないんですね。
私がこれまで出会ったできるエンジニアの中には、「オタク」と言える方も多かったです。
「中学の頃、プレステのメモリーカードを書き換えて、ゲームのキャラを最強にしてたんだよね」
これは極端な例ですが、できなかった頃の自分を覚えていないと、プログラミング初心者の気持ちがわかりません。
初心者がつまづく理由が理解できないのです。
理由2:いろんなことを教えすぎてしまう
プログラミングと一言に言っても、分野は多岐にわたります。
プログラミング言語は色々ありますし、フレームワーク、ミドルウェア、データベースなど。
さらにはサーバ、ネットワーク、メモリ。。。
どれも重要なことであるのは変わりないんですが、初心者は一度に色々教えてもらうとパンクしてしまいます。
これは非常によくなくて、「プログラミングって難しいんだ。。。」となって挫折してしまう可能性があります。
まずは必要最低限のことだけ教えて、他は後で少しずつ教えていくようにしましょう。
理由3:プログラミングが好きすぎる
プログラミングが好きすぎる。これはどういうことか。
できるエンジニアというのは、概してプログラミング自体が好きな人が多いです。
好きこそものの上手なれとはよく言ったものです。
プログラミングが上達する人は、休みの日でも好きでプログラミングをやるような人が多いです。
かくいう私もプログラミングが好きの一人です。
ところが、プログラミングを学習する人の必ずしもそうではありません。
何か実現したい目的があって、あくまで手段としてプログラミングを学ぶ人も多いです。
その場合、課題を出しすぎたり、レベルの高いことを求めすぎてしまう傾向にあります。
結果、生徒は期待に応えられない自分を責め、挫折してしまうということが起こります。
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教える側へのアドバイス
では、プログラミングを教える時にはどういった点に気をつければよいか。
アドバイスはこれまで述べたことの裏返しになりますが、最も重要なことは「過去の自分は忘れよう」ということです。
自分と他人は違う人間です。
自分がたどってきた道をたどればよい、というわけではありません。
たとえ自分ができるエンジニアだとしても、教えることに関しては素人です。
プログラミング教育に使う教材をちゃんと自分でやってみて、レベルを確認し、相手に合わせてやっていきましょう。
まとめ
できるエンジニアが教え上手とは限らない理由
- プログラミングができなかった頃の自分を覚えていない
- いろんなことを教えすぎてしまう
- プログラミングが好きすぎるから
教える側へのアドバイス
過去の自分は忘れよう
いかがでしょうか。
上記を踏まえ、初心に戻ってプログラミング教育をしましょう。