プログラミングにおいては、ソースコード1行1行の意味をしっかり理解することが重要です。
したがって、プログラミング教育の際は、ソースコードの意味をきちんと説明すべきでしょう。
しかし、一生懸命説明しているにも関わらず、イマイチ理解してもらえてないなあと感じることも多いと思います。
そんな時に覚えておきたいコツをご紹介します。
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【プログラミング教育】最初はコードの意味を教えなくてよい
逆説的ですが、最初はコードの意味を教えてなくてもよいです。
じゃあいつ教えるのかというと、コードを書き終えて、プログラムを動かした後です。(詳細は後述します)
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なぜ最初はコードの意味を教えなくてもよいのか
残念ながら、最初にコードの意味を教えても理解してもらえないでしょう。
生徒はそのコードによって何が起こるのか、つまり「結果」を知らないので、意味を理解できないのです。
車に例えてみましょう。
車を一度も見たことがない子供に、タイヤを見せて意味を説明して理解してもらえるでしょうか?
タイヤが回転して動くんだと説明したところで、車体にタイヤが4つ付いているところを想像できなければ、理解してもらうのは難しいです。
それだったら、一度車が動くところを見せてから、タイヤについて説明したほうが格段に理解してもらえるでしょう。
これと同様に、プログラムを動かして画面を表示させたりしてから、意味を教えたほうが格段に早く理解できます。
具体的にはどういうシーンで有効か
このコツが最も効いてくるのは、「Ruby on Rails」やPHPの「Laravel」など、WEBのフレームワークを教える時でしょう。
最初に「Controller」がこうだとか、「Model」がこうだとか言っても、全然伝わりません。
まずは無心でソースコードを書かせて、一般的な画面遷移を実装しましょう。
その後で意味を説明します。
ここでこのControllerが呼び出される、ここでデータベースからデータを取得している、といったことを説明して理解してもらいます。
もちろんこれだけで完璧に理解してもらえるわけではないですが、最初と最後、どちらのタイミングで説明すべきかと言うと、断然に後者です。
- 先生:せっかく説明したのに理解してもらえない
- 生徒:説明してくれたけど理解できない
これではお互い不幸になるだけなので、余計なタイミングで説明するのはやめましょう。
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【プログラミング教育】最初はコードの意味を教えなくてよい
まずは無心でコードを書かせ、結果を見せましょう。
コードの意味の説明は、それからのほうが良いです。
以上の点に注意して指導してみましょう。