プログラミング教育に限った話ではありませんが、モチベーションを高く保つことは何より重要です。
単に技術を教えるだけでは、プログラミング教育者として不十分だと言わざるを得ません。

生徒の力を伸ばすカギであるモチベーションアップ。
そのコツを伝授します。

【プログラミング教育】モチベーションアップのコツ。目標だけではダメ

モチベーションをアップさせるには、成長を自覚させることが重要です。

昨日より今日、先週より今週は何ができるようになったのか。
この点をきちんと自覚させてあげると、生徒のモチベーションは上がります。

成長はほんの些細なことで構いません。
細かすぎて本人が気づかないようなことを敢えて讃えて、成長を自覚させてあげましょう。

スポンサードサーチ

目標だけでは息切れしてしまう

モチベーションアップの方法としてよく聞くのが、目標を立てて意識させることです。
これも一つの方法です。

しかし、目標は息切れしてしまうリスクをはらんでいます。

登山の際、登っている途中に頂上を見上げると、ものすごく遠く感じてしまいます。
これではモチベーションは上がりません。
一方、後ろを振り返ると「こんなに高くまで登ってきたんだ」と思えます。
そうすると自分のやってきたことが肯定されるので、このまま続けていこうという気持ちになります。

あまり高い目標を意識させすぎるのはよくないでしょう。

こんなことでも褒める

成長はほんの些細なことで構いません。

画面の実装だとわかりやすいですね。
画面が表示された、画面のこの部分が出るようになった、クリックしたら画面が変わった、などです。

むしろ気づかせてあげたいのは、画面じゃないところ
「変数に代入できるようになった」「for文が使えるようになった」とか。

環境構築でもいいでしょう。
「PHPがインストールできて、PHPが動かせるようになった」などなど、本当に何でもOKです。

多少こじつけでも構いませんので、少しでも成長した部分を自覚せさてあげましょう

スポンサードサーチ

とは言え、目標も大事では

とは言え、目標というのは確かに大事です。
ゴールがあるから人間はがんばれる。

では、目標をうまくモチベーションアップにつなげるためにはどうすればいいのでしょうか。
その方法は、目標を細分化することです。

あまりに遠い目標だからモチベーションが下がってしまう。
だったら、近い目標にしてあげればいいということです。

例えば、6ヶ月後にWEBサービスが作れるようになる、を分解してみます。

  • 1ヶ月目:HTML、CSS、Javascriptがわかる
  • 2ヶ月目:PHP、SQLがわかる
  • 3ヶ月目:Laravelがわかる
  • 4ヶ月目:サービスの設計ができる
  • 5ヶ月目:サービスの開発ができる
  • 6ヶ月目:サービスのリリースができる

こんな感じに分解します。
そうすると、一つ一つの目標は遠くなく、近くに感じられます。

こうやって、目標を細分化するのは有効な手段です。

【プログラミング教育】モチベーションアップのコツまとめ

  • 成長を自覚させてあげる
  • 些細なことでもOK
  • 目標は細分化する

いかがでしょうか。
モチベーションアップの方法を実践し、挫折せずに最後まで取り組めるようにしましょう。