こんにちはヤマピーブラックです。メルカリで不要なものを売って生活費を捻出しているニートです。結構売れますね(・∀・)
さて、私は成毛眞さんのfacebookをフォローしています。成毛眞さんといえば、元マイクロソフト日本法人社長であり、HONZ代表、超読書家としても知られています。
気になったfacebookの投稿を転載します。
購買力平価GNI??なんですかそれは??
ということで、この数字の意味するところを調べつつ、日本は本当に豊かなのか検証してみたいと思います。
GDPとは?
まずGDP。これはよく聞きますね。
日本はアメリカ、中国についで世界第三位です。少し前まで2位でしたが、中国に抜かれたことが話題になりました。
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GNPとGNIとは?
次はGNP。GDPとややこしいので、正式名称を覚えましょう。
GDP:Gross Domestic Product
GNP:Gross National Product
GDPはDomesticなので国内だけという意味ですね。GNPは海外にある日本企業も含めます。
が、しかしなんと、GNPはもう使われていません。
2000年には国民経済計算の体系変更により国民総生産という概念自体が消滅した。ただ新体系にはほぼ同一の概念として国民総所得 (GNI) がある。
wikipedia
代わりにGNIが登場したということでしょう。
GNI(Gross National Income)は、まあGNPとだいたい同じという理解でよいでしょう。海外で働いている日本人も含めた全体の収入ってことですね。
GNIでも日本は同じく3位となっています。
購買力平価GNIとは?
続いて購買力平価〇〇。これは物価を加味したということです。
例えば、以下の2国があったとします。
A国:GDP200億円 ビックマックひとつ200円
B国:GDP100億円 ビックマックひとつ 20円
A国のほうがGDPは高いですが、B国のほうがビックマックがメチャメチャ安く、10分の1の値段なので、相対的に見てB国が豊かですね。
上記のような、「物価の違いをならした状態」という意味が購買力平価です。
では、成毛さんが提示している「一人あたりの購買力平価GNI」を見てみましょう。要は物価をならした状態の、国内のみではなく日本人全体の、一人あたりの豊かさをの数値です。
世界の1人当たり購買力平価GNI(国民総所得) 国別ランキング・推移
日本は26位です。
うーん、順位だけ見ると、私の感覚値より低めですね。
GNI総合では3位ですが、単純に人口が多いほうが国全体としては有利なので、日本は意外と人口が多いということが言えるかもしれません。
ただし、上位にあるのはカタール、クウェート、アラブ首長国連邦などの産油国、もしくはシンガポール、マカオ、香港といった都市国家です。うーん、これは仕方ないと言えそうです。
先進国の中で見ると、日本はアメリカ、ドイツなどよりも下で、フランス、イギリス、韓国などよりも上位です。
GDPが中国に抜かれたとか騒いていましたが、それよりもこの一人あたりの購買力平価GNIを上げたほうが良いのではないでしょうか。
ここからさらに人口、物価などを比較していくと色々見えてくるかもしれませんが、今回はこのあたりにしておきます。
重要なのは正しい数字を見ることですね。 正しい数字を総合的に見て国の戦略を立てるべきだと思います。
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