こんにちはヤマピーブラックです。
会社員をやめると「交通費ってこんなに高かったんだ!?」ということがわかりますね(・∀・)
(以前の会社は交通費支給でした)
突然ですが、誰にだって将来に対するお金の不安はあると思います。
「じゃあいくら貯めればいいの?」という話もありますが、前提として「年金」制度について少し知っておきたいと思い、調べたことを書きます。
特に積立方式と賦課方式(ふかほうしき)がわかっていない人は理解しておいたほうがよいかと思います。
貯金は積立方式
積立方式は、普通の貯金と考えればわかりやすいです。
例えば、70歳までに3000万円貯金したとします。
老後はこの資金を取り崩していくイメージです。例えば毎月16万円ずつ降ろして使うとすると、16万円×12=年192万円(だいたい年200万円)となり、約15年間、85歳まで保ちます。
積立方式は基本的に損がないのが特徴です。
自分で貯めたお金を自分で使うだけなので、そりゃあ損はしませんね。なおかつ資産運用すればもう少し増やせるかもしれません。(あまりあてになりませんが)
では積立方式のデメリットは何かと言いますと、人間「いつ死ぬかわからない」ということです。
自分が85歳で亡くなるとわかっていれば、毎月安心して16万円ずつ使えるでしょうが、そうはいきません。
仮に95歳まで生きてしまったら、後半の人生かなりキツいですよね。徐々に使う金額を減らしていくのか。。。
冗談ではなく、平均寿命は伸びているので、私は普通に95~100歳くらいまで生き延びるんじゃないかと思いっています。(このあたりは『ライフシフト』に詳しいです)
結局、貯金が減っていくのは怖いので、一応100歳くらいまで生きることを想定し、貯金を崩していくことになりそうです。
だとすると月8万円というところでしょうか。8万円×12=年間96万円(だいたい100万円)で、30年間保つので、100歳くらいまでなんとかなりそうです。
ただ、自分が95歳くらいになってくると、100歳計算だといよいよ不安になってきます。使う額を減らすと思います。結局、自分がなくなる時点で貯金を全て使い切ることはできなさそうですね。
これが積立方式のデメリットです。
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年金は賦課方式
続いて賦課(ふか)方式です。
現在の日本の年金制度は賦課方式です。
この聞きなれない賦課方式とは何なのか?
ざっくりメリットだけ述べると「死ぬまでもらえる」ことです。
例えば70歳から毎月8万円の年金を受け取れるとする。そうすると8×12=年間96万円(だいたい100万円)です。
85歳で亡くなったとして、もらえる合計金額は100万円×15年=1500万円となります。
もし100歳で亡くなったとすると、死ぬまでもらえるので、100万円×30年=3000万円 です。
要は長生きしたほうがお得ということですね。
ところで、なぜ死ぬまで永久にもらえるのかというと、単純に若い世代が払っている「年金保険料+税金」がもらえる(年金給付)からです。
誰ひとり年金保険料を払わなくなったり、税金がゼロになればもらえなくなるかもしれません。まあ、日本が滅亡しない限りもらえると考えてよいでしょう。
賦課方式の問題点は世代間格差
しかし、賦課方式でよく言われる問題点は、世代間格差です。
なぜなら、日本は圧倒的に少子高齢化だからです。
いまの若い世代にとっては苦しい状況と言えるでしょう。
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それでも年金を払ったほうがいい理由
前項の世代間格差の問題があるので「年金は損だ」という考える方もいるかもしれません。最近、年金未納の方が増えているらしいですが、それは早計だと思います。
なぜなら「税金」がもらえるからです。
・年金を払っている人:自分の払った税金の一部が年金というかたちで返ってくる。
・年金を払っていない人:自分の払った税金の一部が自分に返ってこない。他人の年金に使われる。
これは嫌ですね。自分の税金が他人の老後の年金に使われるのに、自分には何も返ってこないなんて。。。
なおかつ、税金が投入されているので、払った年金保険料より多くの金額を受け取ることができます。
まとめ
私の結論としては、年金をうまく活用しながら、貯金もコツコツして、併用するのが良いかと思います。
まず年金のメリットは
①賦課方式なので死ぬまでもらえる
②税金分があわせてもらえる
ことなので、とりあえずちゃんと払って、老後はしっかりもらっておきましょう。
あとは不足分を貯金を取り崩しながらやりくりするのがよいと思います。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の本を読んでみてください。
▼出口治明氏(ライフネット生命創業者、現在はAPU学長)の著書。年金のことのみならず、若い世代が知っておくべきお金のこと全般について書かれています▼
▼ライフシフト▼