社会人が勉強するとなると、「読書」が中心になると思います。
しかし、ただ本を眺めて終わりでいいのでしょうか?
本を眺めて終わりでは、定着しません。
より脳を活性化させる勉強方法を紹介します。
【社会人の勉強法】本を眺めるだけでは脳が活性化しない
人間の脳は、何かを思い出そうとした時に活性化することがわかっています。
人間の脳がもっとも活性化し、頭に情報を刻み込むのに最適な時期は、思い出す作業をした直後になります。
脳内ではニューロンが組み替わり、学習に適した状態に変わっていくのです。
学生時代は問題集やテストがあったので、思い出すことを強制されました。
しかし、社会人向けの問題集というのはあまりないですし、テストもありません。
じっくり本を読んでいてもなかなか定着せず、成長できないのです。
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どうすればよいか【実際にやってみた】
ではどうすればいいかというと、答えは単純。
「テスト化」すればいいのです。
自分で問題を作って、それを解けばいいんですね。
ということで、こちらの本を題材に早速やってみました。
まずは本を一通り読んでから問題を作成しました。
こんな感じで問題を書いて、次のページに解答を書きます。
※見開きの次のページではなく、めくった次のページがよいです
写真だと少し見づらいので、以下に書きました。
- 問1:〇〇に入る言葉を答えよ。
- 集中力を持続させるには、ウィルパワーを○○ことと、○○ことが重要。
- 問2:トップアスリートが長時間集中できる理由を答えよ。
- 問3:集中力を維持するメソッドを7つ答えよ。
- 問4:集中力を回復させるメソッドを3つ答えよ。
解答は以下のとおりです。
- 問1:ウィルパワーを増やすことと、節約することが重要。
- 問2:「習慣化」できているため、ウィルパワーの消費量が少ないから。
- 問3:場所、姿勢、食事、感情、習慣、運動、瞑想
- 問4:不安を書き出す、目を癒す、睡眠をとる
問題作成にあたっては、
「この本で言いたいことは何か?」
「〇〇における重要なポイント3つは何か?」
など、著書のテーマに関わることがいいでしょう。
本に書いてある細かいことを暗記するのが目的ではありませんから。
あとは、自分にとって重要な点に絞ってもよいでしょう。
本の内容をキレイに説明できるのがゴールではなく、あくまで自分にとって役立つことを覚えればOKです。
問3の「7つ答えよ」はちょっと多いですね。
この中から、自分にとって使えるものを3つくらいピックアップしてもいいかと思います。
そもそも暗記する必要あるの?
これで本の内容を定着できるようになると思いますが、そもそも暗記する必要あるの?という反論もあると思います。
確かに、メモして後で検索してもいいですし、ググれば何でも出てくる時代です。
しかし、それでも最低限は暗記しておいたほうがよいのは事実です。
記憶しておくと、他の知識をインプットした際に、暗記していた知識と新しい知識が結びつくことがあります。
そして、新たなアイデアが生まれてきます。
また、自分にとって重要な情報をピックアップするという意味でも、問題を作成して解くのは有益でしょう。
この「テスト化」の方法以外にも、人に話すなど有益な勉強方法が存在します。
こちらの記事にまとめましたので、より詳しく知りたい方は読んでみてください。
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まとめ
- 脳を活性化させる勉強法は「テスト化」
いかがでしょうか。
社会人は問題を解く機会が少ないので、なんでもテスト化して脳を活性化させましょう。